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ドイツの本人認証システム Postident をオンラインで挑戦

Postidentとは

Deutsche Post(ドイツ郵便局)が本人認証をするシステムです。ネットバンクの口座開設やDHLのPACKSTATION(宅配便受取りロッカー)登録時に必要となってきます。今回、私はオンライン投資口座Smartbroker に口座を開く際に使用しました。郵便局の人に本人確認を行ってもらう事もできますが時間の節約、そしてコロナ禍の対面はなるべく避けたいのでビデオ通話でPostidentを行うことに私は決めました。

オンラインでPostidentをする時に必要な物

ビデオ通話ができる環境、日本のパスポート、登録した携帯番号(一番最後に認証番号がSNSが送らてきます。)また明るい照明も必要だと思います。

Postident失敗談

去年、Packstationの登録時にPostidentをしようとしたのですが、私は何度やっても証明書の写真を送信した所で失敗に終わりビデオ通話まで行きつけませんでした。

写真を撮る時にPersonalausweis、Reisepass、Andere Dokumente(名称うろ覚えです。Sonstigeだったかもしれません)を選択してから証明書の写真を撮るのですが、Reisepassを選んで日本のパスポートの写真を撮って送信しても何度もエラーのお知らせが。Personalausweisを選んでAufenthaltstitelの写真を撮っても駄目…。(日本のパスポートの場合、Andereを選ばなければいけなかったのをつい最近知りました。)

そこで諦め、郵便局の人に対面で確認をしてもらう事に選択をしてから終了しました。私が郵便局へ行かなければいけないのかと思ったのですが、郵便局の人が後日、家まで来てくれました。DHLのPackstationのサービスだからか、住所確認も兼ねてだったからなのか、それともコロナ禍のせいだったのでしょうか?

オンラインPostidentの手順

ここではSmartbrokerで口座開設をした時の手順となります。

  1. Smartbrokerで口座開設の手続きをオンラインで済ませたら最後にPostidentをするように指示がありました。
  2. リンクをクリックして、そのまま直ぐにPostidentをする事も、または後日行う事も可能です。後日行う場合は、メールで送られてくるVorgangsnummerが必要です。またはメールに書かれいてるリンクをクリックすればPostidentが始まります。
  3. スマホで行う場合は、先ずアプリをインストールする必要があります。iOS Android
  4. アプリを開き、メールで送られてきたVorgangsnummerを入力して開始します。私の場合、自動で入力されていました。
  5. 先ず証明書の写真をスマホで撮ります。その際、Personalausweis、Reisepassではなく3番目の項目(名称忘れました…AndereからSonstigeだったと思います。)を選んで下さい。ここ重要です。ここで違う項目を選択して日本のパスポートの写真を撮っても先へ進みません。
  6. 上手く日本のパスポートの写真が送信でき認証されたら、ビデオチャットの開始となります。担当者を呼ぶ前に言語を選択する事ができます。私はデフォルトのままドイツ語で呼び出しましたが、英語もあります。私は2回ほど担当の人に繋がるまでになぜか切断されてしまいましたが、数分ほどでやっと3人目の担当者に繋がりました。
  7. 最初に名前の確認、契約を交わす会社の確認があります。
  8. 写真が載っているパスポートのページ確認が始まります。パスポートの隠し模様を担当者が確認をしなくてはいけない為、パスポートを上下や左右に傾けるように色々と指示されるのですが、これが本当に大変で悪戦苦闘しました。なかなか隠し模様(Sicherheitsmerkmale)が見れなかったようで、数分掛かりました。(途中で諦めようかと思ったくらいです…)
  9. 次は担当者がパスポートの写真を撮ります。影がかかったり光が反射しないようにしなくてはいけないので、前もってそのような場所を探しておくと良いかと思います。(私は部屋のあちらこちらに移動しながら場所を探したので、洗濯物とかも見られてしまいました…。)
  10. 途中、誕生日、パスポート番号の確認がありました。
  11. 今度は本人の証明写真撮影となります。またこれも明るすぎる、影がかかるなどと言われ、また部屋の中をウロウロ…。(担当者の方に申し訳ないなとも思う反面、イライラしてしまう心の狭い私…。)
  12. 無事、顔写真撮影後、アプリにパスポートの情報が送られてきて確認するように言われます。私の苗字はダブルネームなのですが、後半の名前(ドイツ語苗字)が小文字で始まっていのたで修正してもらい、再度確認をして承認ボタンをタッチしました。
  13. その後、Smartbroker登録時に入力した携帯に認証コードがSMSで送られてきます。
  14. 認証コードはSMSが届いたらアプリに自動入力され自動送信されました。そして、無事、本人認証完了です!

住所確認

Smartbrokerの場合、本人認証終了の数分後に、住所確認ができなかった為、住所確認をできるドキュメントを送ってくださいとメールがありました。メール内のリンクをクリックしてAufenthaltstitelの表裏の写真を送信しました。その後、直ぐに住所確認が終わったとの連絡を受けました。

オンラインPostidentを利用しての感想

先ずAufenthaltstitel (ドイツ滞在許可書) が使えないのが不便です。そして日中、明るい時に行いましたが撮影に悪戦苦闘しました。携帯の契約で本人確認をオンラインで行った事がありますが、Postident よりかなり楽で1分程度で完了した覚えがあります。Postident は10分近く掛かったと思います。

Postident を郵便局の人にやっていただいた時は数秒で完了しました。冒頭にも書きましたが、私の場合は郵便局の人が家まで来てくれました。パスポートを見せて、署名して終了と言った感じです。

郵便局が近くにあって、郵便局が混んでいない時間帯に行けて、本人認証を特別に急いでいないのなら、郵便局へ出向く方が楽かもしれません。

後から気になってPostident の口コミを調べたら、結構かなり悪い口コミを目にしました。長い待ち時間、何度もの切断、アクセントの強いドイツ語でわかりにくい、不親切な対応、などなど。このようなサービスの場合は一般的に満足している人は口コミをしないので悪い口コミばかりになるのだとは思いますが…。

今度、Postident をする必要があったら、恐らく、私は郵便局へ行くと思います…。

Smartbroker 紹介リンク

最後に…。オンライン投資口座 Smartbroker の紹介リンクです。このリンクから口座を申し込み、口座開設後から一ヶ月以内に500€を投資すると30€のキャッシュバックがあります。Smartbrokerについての詳しい記事は近日中にアップしたいとは思っています。

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